【実行計画・体制の整備】役割分担の意義とRACIによる書き方

こんにちは!MBA/中小企業診断士のよっすーです。

今回は中小企業6社を支援している私が事業計画策定の際に意識している「役割分担」について紹介します(^^)

役割分担って「人事」「財務・経理」「営業」「製造」などの機能的な分け方が浮かびますが、事業計画における役割分担はそれだけでなく、RACIという考え方を重要視しています!

新規事業立案・推進、プロジェクトマネジメントに携わる人に必ず役に立つ概念ですよ!

役割分担はなぜ必要?

役割分担を行う理由は何があるでしょうか?

大きくは三つあります。

  • 各人が業務に集中できる
  • 抜け漏れをなくす
  • 効果的なサポートを可能にする

まず、役割分担が明確でないと自分が何をすれば良いのかわからなくなります。

例えば、あなたが部下に「〇〇の新規事業計画の話、関係者巻き込んでうまいこと進めといて」と言ったら部下はどうするでしょう?事業計画には製造計画や販売計画、それに伴う人員の計画も含まれており、パニックになる事は必須です。各人が何をすべきか明確になっている方が、各人は自分の業務に集中して抜かりなく推進する事が可能になります。

二つ目に、役割分担ができていると抜け漏れを防止できます。

同じ例を用いると、部下に業務を依頼する前に、どういう項目が検討されるべきか列挙して依頼する事で、「それはやってなかったです。」「それは私の業務範囲ではないです」という問題を避けることができるのです。

三つ目に、推進中に効果的なサポートをする事を可能にします。

役割分担が出来ているという事は、誰かが不在となった時に何の業務に支障をきたすのか、あるいは逆に何の業務が遅れている時は誰にサポートが必要なのかが明確になります。従って、問題発生時に効果的に対処ができるようになります。

このような理由から新規事業、新規プロジェクトにおいて役割分担は必須といえます。

なお、上記を達成するには「目標設定」も重要な要素です。そちらは以下記事にて紹介しています。

役割分担における”RACI”

このような役割分担の重要性はよくよく理解している人が多いかもしれません。

しかし、忘れがちな要素として”RACI”という概念があります。

これはResponsibility(実行責任者)、Accontable(説明責任者)、Consulted(協業先)、Informed(報告先)という機能別ではなく、意思決定における役割を規定するものです。

例えば、新規事業計画が主に製造現場の生産性向上ならびに新規市場への進出であった場合、登場する主要人物として製造部長と営業部長があるでしょう。では、「新規市場に提供する製品をA:安価て大ロット、B:高価で小ロットのどちらにするか」は誰が決めるのでしょうか?

このような意思決定において、「誰が提案者か(Accountable)「誰が提案者か(Responsibility)」「誰が協力者か(Consulted)」「誰が報告先か(Informed)」をあらかじめ定めておくと、不要な軋轢や混乱を回避する事ができます。

よっすー

私が実際に支援した中小企業でも、上記の例ではあらかじめ「営業部長が実行責任者(Responsibility)で、代表取締役が(Accountable)、製造部長は協力者(Consulted)」と事業計画書に明記して混乱を回避しました!

従って、RACIを用いるというのは、意思決定者の観点からみた役割分担を明確にする事で、事業やプロジェクトの混乱を回避する事といえます。

より実践的なノウハウ・テンプレートを見たい方は

ここまで、RACIによる役割分担について紹介してきました。

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よっすー

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事業立案やプロジェクト管理において役割分担は重要なステップの一つです。

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